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安政6年、出雲大社の勧進巫子として旅を続けるおきみ(美空ひばり)は、ある日志摩流の地唄舞の素晴らしさに魅せられて、家元丹後に弟子入り。厳しい修業にも耐え抜き、宮家からも称賛を得るまでになる。しかし、歌舞伎の振付師・文二郎(田村高廣)に惹かれたおきみは、舞を捨てて彼の許へ走ってしまう……。
戦後昭和の大スター美空ひばりの芸能生活25周年を記念して製作された時代劇大作。幾多の困難を乗り越えて、芸に生きる女の力強さが人情味豊かに、そしてエネルギッシュに描かれていく。監督はひばりの盟友でもある時代劇の名匠・沢島忠。ラストでひばりが民衆とともに踊りあかすシーンは、まさにスペクタクルである。なお本作はひばりにとって最後の劇映画出演ともなった。(増當竜也)