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チック・コリアは2001年12月にニューヨークのブルーノートに3週間連続して出演、2日ごとに違うメンバーと共演した。音楽生活40周年を記念するスペシャル・イベントだったわけだが、この2枚組はその様子を生々しく伝えるライヴ・レコーディング。これまでのチックの足跡を確認するような内容になっていて、ボビー・マクファーリンとのデュオからスタート、『ナウ・ヒー・シングス、ナウ・ヒー・ソブス』セッションの再現、アコースティック・バンド、マイケル・ブレッカーを加えたスリー・クァルテッツ、オリジン、ゴンサロ・ルバルカバ、あるいはゲイリー・バートンとのデュオなど、プログラムはものすごく多彩だ。RTFやクラシックが抜けているのは、ジャズ・プロジェクトにしぼったためだろう。あらためてチックの間口の広さを実感させられる作品であり、ミュージシャンの豪華にも驚かされる。どの演奏もすばらしいが、とびきりのパフォーマンスはボビー・マクファーリンとのデュオ。両者がサシで繰り広げる真剣勝負は最高にスリリングだ。(市川正二)