Amazon.co.jp
名匠ハワード・ホークス監督お得意のスクリューボール・コメディの傑作。博物館で恐竜の骨を組み立てているデイヴィッド(ケイリー・グラント)は、いよいよ完成まで鎖骨1本、しかも明日は婚約者とめでたく結婚というとき、ひょんなことから知り合ったじゃじゃ馬娘スーザン(キャサリン・ヘプバーン)に振り回されることに。
原題にもある“ベイビー”=赤ちゃんとは、人間ではなく、スーザンが飼っているペットの豹。主人公は結婚式当日、この“ベイビー”を彼女の叔母の元に届ける羽目になるのだ。完璧ともいえる優れたシナリオに基づき、矢継ぎ早に繰り出される台詞の妙や快活極まりないテンポで進む演出の見事な手腕。今観てもまったく古びた印象を持ち得ない、真の名作中の名作。映画の醍醐味とはまさにこれ。(的田也寸志)