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彼の死後、98年になってようやく85年に大阪スタジアムで行われたライヴの音源が、日の目をみることになった。録音状態は良いとはいえないが、未収録曲6曲をはじめ、曲間やノイズ、チューニングがでたらめになったギターの音さえも可能な限り再現している。
しかし、その音源の粗さこそが、逆に尾崎の息づかいや鼓動をストレートに伝えてくれる。眩しいばかりに輝いていた19歳の尾崎豊。居場所を求めてさまよう心の叫びと、永遠に色褪せることのない躍動感あふれるライヴに心揺さぶられる。(海老原澄画)