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全曲オリジナルで固めた69年の録音作だ。ナベサダこと渡辺貞夫は、アルトサックス、フルート、ソプラニーノを演奏している。
タイトル曲の<1>はフォークロック調で書かれており、曲名どおり牧歌的なムードがある。こういうおおらかで開放感のあるメロディーを書くのは、あちこちに仕掛けを施してアッといわせるような曲を作るよりずっと難しいのだが、ナベサダはそれを得意としている。この曲はソロに入るとガラリとムードが変わり、甲高いソプラニーノの高音を強奏するクライマックス部分はなかなか激しい。
<3>の一部や<5>で聴かせるフルートには、どことなく日本的なムードが漂っており、<6>はスペイン調、<4>は軽快なボサノヴァだ。増尾好明(ギター)、鈴木良雄(ベースほか)らが参加している。(松本泰樹)