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50年代の前半、ジャズは1つの転換期を迎えていた。40年代半ばに起こったビバップをより洗練させたハードバップスタイルへの移行が、さまざまなミュージシャンたちによって試みられていたのである。アート・ブレイキーも多分にもれず、トランペッターのクリフォード・ブラウン、アルトサックス奏者のルー・ドナルドソンを迎えたバンドを率い、ジャズ・クラブ「バードランド」でジャム・セッションを行った。
本作はそのときの模様を記録したライブ盤で、まさにハードバップが誕生する瞬間の熱気をとらえた重要な作品である。特にクリフォード・ブラウンの演奏が圧巻で、弾けるようなトランペットが鮮烈だ。ルー・ドナルドソンも、ブラウンに触発されたかのような勢いのある演奏を行っている。(後藤雅洋)