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「ギークス」とは、興味の中心がコンピュータにある人々のことで、少し前まではいわゆる「コンピュータオタク」として敬遠されていた人種だ。しかし近年のインターネットブームのなか、マイクロソフトの会長兼チーフソフトウェアアーキテクトにまで上りつめたビル・ゲイツに代表されるように、彼らは自らのスキルを武器に強大な市民権を持つようになり、コンピュータ業界では欠くことのできない存在になった。本書ではアイダホの田舎町に住む2人のギークスが、大都市シカゴでコンピュータスキルだけを頼りに成功を目指す。主人公たちは、群を抜いたコンピュータスキルや知性、決断力を持つ反面、人とのコミュニケーション能力が欠如した典型的なギークスだ。彼らは社会との軋轢に悩みながら、ギークスとしての生き方を模索していく。本書はこの2人の冒険を通じて、新しい時代の新しい自己実現=アメリカンドリームを模索するノンフィクションだ。(近藤大介)