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桶川女子大生ストーカー殺人事件

桶川女子大生ストーカー殺人事件

鳥越 俊太郎, 取材班
定価 : ¥ 1,575
発売日 : 2000/10
出版社/メーカー : メディアファクトリー
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   ストーカー規制法は、1999年10月の「桶川女子大生殺人事件」をきっかけに成立した。事件発生から法律施行まで、わずか1年1か月という異例なスピードであった。
   この法律の制定への動きを加速したのは、事件解明の過程で明らかになった警察権力(上尾署)の腐敗に対する世論の批判である。そして、その世論を喚起したのが、「ザ・スクープ」(テレビ朝日)というテレビ番組の5回にわたる特集企画だった。

   本書は、「ストーカー」というきわめて現代的なテーマを取材する過程で、「権力の腐敗」というもう1つの時代の病弊をえぐり出すに至る放送ジャーナリストの活動を、時系列的に記述したドキュメントだ。番組制作という時間的な制約もあって、冒頭から緊迫した記述が続いている。警察への質問状提出、その回答と当事者取材との食い違い、そして放映。錯綜する警察の再回答と展開する両者の攻防はスリリングなものだ。

   本書でもう1つ重要な役割を果しているのが、取材者と被取材者(被害者の両親)の関係である。この事件は、被害者のプライベートに関する、根拠のない報道が異様に過熱した事件でもあった。その経緯から、マスコミに心を閉じる両親に対して、取材班はどんな行動をとればよいのか? 父親に宛てられた鳥越の4通の手紙から、読者はマスコミの抱える課題もまた、感じ取るに違いない。(今野哲男)


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