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本書は、Java用のオブジェクト指向のプログラムデザインを解説したものだ。第1部はオブジェクト指向の概念からJavaにおけるコンストラクタ、インタフェース、オブジェクト、クラスといった諸概念の解説とこれに付随するJavaプログラミングのキーポイントが解説されている。第2部ではプログラムデザイン技術としてデザインパターンとフレームワークが解説されている。デザインパターンではSingleton、Decorator、Observerなど11種類が、フレームワークではフレームワークの目的、機能、長所、欠点と簡単な例が解説されている。
第3章は、Javaによる並行プログラミングが取り扱われている。並行プログラミングでは複数のプログラムが同時に実行されるため、しかるべき手を打たないとデッドロックなどの問題が生じてしまう。この章では並行プログラミングを行う場合必要となる同期のしくみについての一般的な解説とJavaが保有しているマルチスレッド機能および実際の実装についてのテクニックを解説している。
抽象的なプログラムデザインの概念をJavaに落とし込むうえで使いやすく編集されており、はじめてプログラムデザインを学ぶ人におすすめしたい。(斎藤牧人)