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本書はGNU makeを実装したリチャード・M・ストールマンとローランド・マクグラスによるmakeの解説書である。makeの動作、Makefileの記述における基礎的な約束や高度なテクニック、暗黙のルールの使用、そしてGNU makeと他のバージョンのmakeとの差異やGNU makeの約束ごと、さらにクイックリファレンスとエラーの解説も行っており、makeを使ううえで必要な情報はすべて掲載されている。実装した人が記しているために解説からは実装した機能についての必然性や思想がうかがわれ、単なるmakeの機能解説書にとどまらない。
プログラム開発に欠かせないmakeのしくみを詳しく理解するために本書はうってつけの1冊だ。LinuxやBSDの普及によりパーソナルでUnix系のシステムを使うことは決して少なくない。考えなしにmakeを使ってもある程度何とかなってしまうが、詳しく知ることでさらに大きな成果を挙げることができるだろう。Unix系システムを使う開発者のみならずパーソナルに使用されている人にもおすすめの1冊。(斎藤牧人)