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日本株に関して、今年2003年の春以降の急反発が著しくなっているが、この大きな要因として外国人投資家の影響力が挙げられる。著者によると、日本株の外国人持株比率は18%程度ではあるものの、売買代金ではおおむね5割にも及んでいるという。外国人投資家の日本株買いの特徴には、欧米株の上昇、景気回復期待、流動性の高まり、構造改革期待があるという。また、外国人投資家に評価されるための7つの戦略について説明がなされている。その戦略とは、リストラ、コーポレートガバナンス、配当・資本政策、会計・年金戦略、少子高齢化対応、中国ビジネス、そして、科学技術・知的財産重視である。ここではそれぞれの戦略において、具体的に日本企業の例を挙げて考察している。
日本企業について、外国人投資家の目で見た価値観や投資行動を各々の観点から考察した本はこれまでに少なく、また、具体的に企業の実例を挙げた説明は理解しやすい。著者が言うように企業経営者のみならず、株式投資をしている一般個人にとっても参考になる書である。(木村昭二)